たき火


今では、ダイオキシン問題で、すっかり見かけなくなったのですが、一昔まで、よくあちこちでが焚き火をしている光景が見られたものでした。近所のおじさんやおばさんが、落ち葉や、板の切れ端、家庭のゴミ、などを燃やし、寒い時期など、そこで火にお尻を向け暖をとったりしていました。当時ゴミは、全体的に少なかったこともありますが、各家庭で焚き火をすることにより、家庭からでるゴミは、今とは比べものにならないほど少ない量でした。
通学途中の子ども達が、そんな焚き火をしているところに出くわすと、ついつい足を止め、手をかざして、冷たくなった指先を暖めたりしたものでした。火の中に小石を入れ、しばらくして熱くなった石を取り出して、布などを巻いてカイロ代わりにしたり、サツマイモを入れて、焼いもにしたりしました。不思議なもので、焚き火の煙が目にしみて、その煙を避けよう避けようとすればするほど、追いかけてくるような気がしたのを覚えています

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