台風接近


今の窓枠のアルミサッシュが普及するまでは、ガラス戸は木枠でできていました。ですから建てつけが悪くなり、隙間風がはいったり、開閉が悪くなったりしたものです。特に台風接近となると、お父さんが金槌で雨戸の無い玄関などに板を打ちつけたものです。子ども達も心配顔で手伝いました。またなぜか、昔の家は雨漏りがしたものです。天井から落ちてくる雨漏りを受けるため、洗面器が用意されました。あの「カーン・カーン」という、しずくが洗面器を打つ音は、今では懐かしい音になりました。

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