原爆の強い閃光の被爆により多くの人が皮膚が焼けただれ、中には皮膚が垂れ下がっている人もいたという。右の方でかがんでいる国防色服の男性は警防団の人で、当時は火傷に油が良いということで、被災者に食用の菜種油を塗っているところだという。また、右端のセーラー服の女性はその後もご存命で(河内光子さん2018年に86歳没)、その河内さんは、中央で抱っこしている女の子と、赤ん坊の話を後に証言しています。恐らく姉妹(姉弟)と思われるその姉は赤ん坊を抱っこしているように見えるが、実際は赤ん坊はすでに黒焦げになっており、くるくると回りながら「~ちゃん起きて!起きて!」と絶叫していたという。
その悲惨な状況をカラーにイメージしました。これを制作にする上で、NHKスペシャル「きのこ雲の下で何が起きていたのか」を参考にしました。
https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009050409_00000
https://www.nhk.or.jp/archives/sensou/special/hiroshima_genbaku/sp/