河内光子さん
1945年(昭和20年)8月6日8時15分、アメリカ軍のB29機が投下した世界初の原子爆弾が、広島上空で炸裂し、広島は瞬時に火の海となってしまった。多くの人命が失われ、助かった人も原爆の強い閃光の被爆により多くの人が皮膚が焼けただれ、中には皮膚が垂れ下がっている人もいたという。
写真の軍服の男性は警防団の人で、被災者に食用の菜種油を塗っているところだという。また、2枚共に写っている三角襟のセーラー服の女性は河内光子さん(2018年に86歳没)で、後年貴重な証言を多く残しています。上の写真の中央で女性が赤ん坊を抱っこしているように見えるが、実際は赤ん坊はすでに黒焦げになっており、くるくると回りながら「~ちゃん起きて!起きて!」と絶叫していたという。
その悲惨な状況をカラーにイメージしました。これを制作にする上で、NHKスペシャル「きのこ雲の下で何が起きていたのか」を参考にしました。
https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009050409_00000
https://www.nhk.or.jp/archives/sensou/special/hiroshima_genbaku/sp/