紙芝居


「カチカチ」と遠くから拍子木(ひょうしぎ)の音がすると、子ども達は何をしていてもその拍子木の音の元へ走り出します。自転車にのって、紙芝居やさんが来たのです。まだ、テレビが一般的でなかったころ、紙芝居は、子ども達にとって楽しみなビジュアル娯楽でした。確か10円位でしたでしょうか見物料として、水あめ、ソースせんべい、酢いか、あんず等を買いそれを食べながら見ました。「黄金バット」「月光仮面」「怪人二十面相」等が印象に残る作品です。絵にもかかわらず、紙芝居屋のおじさんの名調子で、まるで登場人物が動き出してくるような迫力を感じたものでした。s

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