おじいちゃんが散歩に行く時、良く私を誘ってくれたものです。私が喜んで後をついて行ったのには理由がありました。暑い盛りにおじいちゃんは、その帰り道に必ず「かき氷屋」に寄ってくれたからです。今の「かき氷屋」さんとの違いは、今は電機で氷をかくのに対して、昔は絵のように手でハンドルを回しながらかいていたという事でしょう。暑い時、イチゴ・メロン・レモンのシロップをかけた氷のおいしさは言うまでも無く、優勝カップのようなガラスの器が子ども心にすずしげできれいだなあと思いました。