大掃除


年の瀬がせまった天気の良い日曜日には、あちこちで大掃除をする光景が見られたものです。年に一度畳を上げ、当時はまだ多く見られたノミ・シラミ・ダニなどを駆除するため、畳を日光消毒したのです。今では、大変体に有害といわれるDDTも、その頃はまだ大活躍しました。畳を上げた床に撒いたのでした。その頃の大掃除と言えば、一家総出でやったものです。子ども達も嫌々手伝うというものでなく、どこかその年中行事をわくわくとして、こなしていたように思います。今では、考えられないほど、家族がひとつの目的のためにまとまっていた時代でした。
DDT‥‥太平洋戦後、日本を占領した米軍が、日本で発疹チフスやシラミが拡がるのを恐れ、持ち込んだといわれる消毒剤。日本人は頭からこのDDTをかけられた。ただその甲斐があってか、チフスが日本では拡がらなかったと言われる。1971年、人体への影響から販売中止となる。



 
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